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ふるの映画日記

What Happens in Vegas (2008)



今更使い古されたようなこんなネタ恋愛映画を作るかあ・・・。
なんか、水戸黄門的でひねりがないストレートな内容で、物足りなかったです。

分かりやすい話でテンポもいいし、キャメロンもアシュトンも魅力的なんだけど、どうしてこの脚本なんだろう???
最後の展開なんてお約束のために作ったようなもので、説得力が全然ないし。
ちょっともったいなかったなあ・・・。
これが10年前だったら素直に楽しめたかも知れないけど。

比較的最近のラブコメなら、ホリデイの方が断然おもしろかったな~。

 What Happens in Vegas
 ベガスの恋に勝つルール

題名What Happens in Vegasベガスの恋に勝つルール
監督Tom Vaughanトム・ヴォーン
出演Cameron Diaz
Ashton Kutcher
キャメロン・ディアス
アシュトン・カッチャー


↓ここから下はネタバレを含む感想です↓

まずは登場人物紹介から。
婚約者の誕生日ために、サプライズパーティーを準備したジョイ(キャメロン・ディアス)。
みんな隠れて、彼が入ってきたら電気をつけて「サプラーイズ!」って言うのよ!
でも、ジョイは彼をサプライズする所か、彼からサプライズをもらい、みんなが聞いてるっていうのにその場で振られてしまうのです。

常にテンションが高く、人を楽しませるために何かを計画しがちなジョイ。
「セックスはグレイトだけど、うっとうしい」ですって。

一方、家具工場で働いているジャック(アシュトン・カッチャー)は、実の親からクビを宣告されます。
軽く生きてるように見えるけど、自分に自信がないし、自分の限界を知るのも怖くて、常に最後の1歩の手前でUターンしてしまうジャック。
父親は、今後従業員の上に立つべきジャックが、自分を誤魔化し続けてそういう立場をわざと避け続けているのが気に入らなかったのです。

この辺は単なる紹介なのであっさりと。
そして2人は別々に、お互いの友達とベガスに向かうのでした。

ベガスのホテルでは部屋がダブルブッキング(イマドキそんなこともないと思うけど)。
部屋で鉢合わせした4人は一騒動した後フロントに降り、まずはジョイが交渉。
ホテルのスウィートをゲットしたんですが、お次はジャックが交渉。
様々なVIPチケットを手に入れました。

VIPチケットを使ってリムジンに乗り込み、はしゃいでいる男性2人。
女性2人はこのわけの分からない2人とは早く離れたい様子だったけど、ジャックが言ったこの台詞に挑発されて、ジョイは折角降りたリムジンに戻ってしまいます。

「Planを立てるためのPlanがあるの?」

これ、フィアンセにもよく言われた台詞なので、かっち~ん!ときちゃったんですね。
で、友達も一緒にリムジンに乗り込み、結局4人で、というか、2人と2人え馬鹿騒ぎ。
ジョイとジャックもいいけど、残りの2人が結構いい味出してるんだよね。

翌朝気がついたら、指にはサイコロをモチーフにしたエンゲージリングが。
そしてお互い合意の上で結婚は無効、ないしは離婚をしようとしたんですが、売り言葉に買い言葉でケンカ。
そして別れた直後に、ジョイの25セントでジャックは3億円のジャックポットが大当たり。
ちなみに、ベガスのスロットはイマドキコインなんか受け付けないのだが、その辺は気にしてはいけないらしい。

離婚裁判でのジャックの弁護士は、一緒にベガスに行ったお友達。
あの冴えない人が弁護士だったのか・・・もちろん冴えない弁護士です。

この判決がまたありえないんだけど、
「君達は結婚を馬鹿にしすぎとる」
と裁判官はいたくご立腹で、ここで離婚を認めてもどうせ今後同じ失敗を繰り返すだろう。
6ヶ月お互いを尊重して、結婚生活を送ってみろ。
それが出来たら離婚を認めるし、それまで3億円は凍結する!
みたいな・・・かなり意味不明なものでした。

フィアンセと同居していたジョイは家もないし、ジャックの家に引っ越します。
そして毎週結婚カウンセリングを受けるのです。

ジョイとジャックの嫌がらせの応戦が、滅茶苦茶子供っぽい。
映画だからおもしろ楽しく描かないといけないんだろうけど、それにしてもこんなことしてたら普通正確疑って惚れるには至らないだろう。
嫌なやつすぎる・・・。

でも、6ヶ月が終わる頃にはまんまとお互い恋に落ちてしまうのでした。
6ヶ月が過ぎて再び法廷にたった2人。
でも、ジャックにとっては本当に予想外で、ジョイは3億ドルも分け合わなくていいから、とにかく離婚したい、と言ってきたのです。
ジャックの友達は「裁判に勝った!」と大喜びだけど、ジャックにちっては寝耳に水。

実は、嫌がらせの応酬をしていた時に、ジョイがまだ持っていた婚約指輪を、ジャックがジョイの元婚約者に返しに行ったんですよ。
というのも、どちらかが不貞を働いていたことが証明できれば、財産は没収で、離婚する時に3億ドルを1人占め出来るから。

ジョイが今はどんなにステキか吹き込んで、彼がジョイに会いに行くように仕向けたのです。
実際1回目はジャックの予想通りの場所とタイミングで来てくれたんだけど、2回目は予定外。
そう、法廷に赴く直前にジョイの目の前に現れ、指輪を出して、
「これは君の物だ、やり直そう」
と言ったのです。

指輪の出所がジャックだって分かるのは誰でも分かるけど、その後の怒りの矛先がちょっと・・・。
まあ、このままうまくいっちゃったら王道に反するから、波風が欲しいのは分かるけど。
お金位もらっといてもいいじゃんんねえ。
だって、何も言わなければ半分こに出来たのに。
お金だけもらって、もう2度と会いたくないでよかったじゃん。
いや、そしたら本当に映画にならなくなっちゃうけど(笑)。

ジョイと付き合ってるうちにジャックがまともな「男」になったし、お似合いだったのに、そういう事情があって、もう離婚しちゃったとは・・・。
事実を打ち明けられたジャックの両親、特に父親にハッパをかけられ、ジャックはジョイを探しに行きます。

ジョイの友達に会いに行ったら(どうして働いてるあ所を知ってるのか謎)、仕事をやめたし、いなくなっちゃったの。
正直あなたとはお似合いだと思うからどこにいるか教えてあげたいけど、本当に分からないのよ。といわれる始末。
でも、「本当にみじめな気分の時、どこに行くかなんて分からないでしょ」と言った彼女の言葉がヒントになって、ジャックはジョイを見つけ出します。

以前はなしたことがヒントになってて、しかも「その場所」の写真を何故かジョイはジャックの家に忘れていってたんだよねえ。
そしてジャックが来てもジョイは驚かず・・・。
そのままお約束的によりを戻すわけですが、絵空事の見本のようなものですよ。
どうかと思うなあ、この脚本。

その6ヵ月後に2人はまたベガスに行って結婚式を挙げます。
その頃には友達同士もくっついてて、おバカっぷりがちょっと楽しい。

エンドロールの後にもちょっとシーンが挿入されてるけど、どうしてこれをわざわざ入れたのかちょっと意味不明。
だって、あんまり出てこない、ジャックと弁護士の友達なんだもん。
弁護士とその友達が短い会話を交わして、おしまい。

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